長女がもっと幼い時にこのセラピーを知っていたら良かったのに!と思いました

(女性、30代、パート主婦)

【チャイルドセラピスト講座 第7回】

1.理想的な子育てとは?

その子が20歳以上になって「さなぎ」から出て羽ばたく時に、親から精神的にも離れ、自分のやりたい事を見つけてそれに向かって進んでいく、迷った時には自分で考え自分の中に答えを見つけられる。見つけた答えを携えて自分で責任を持って行動できるような人間に成長出来るようサポートする。

そのサポートはその子の年齢によりやり方や度合いが変わる。
親は子が一般社会でズムーズに生きられるように自分の経験を子と共有しながら時に教え導くが、基本的には子供のあるがままを尊重し子の力を信じて見守る。
挑戦しようとする子を信じて見守り、褒め、励まし、寄り添う。
親は感情的に怒ったり抑圧するのではなく、子が自分自身を信じられるように自信がつくような声掛けを心掛ける。
親が子を、子が親を信頼し、助けが必要な時は子から素直に助けを求められるような関係でいられるようにする。

2.思春期の子供との距離のとり方、親としての接し方で、どんなところに気をつけるといいですか?

思春期はさなぎに入る時期。内に入り何を考えているか分からなくても、親は無理やりさなぎをこじ開けようとせず、子の力を信じて外で見守りながら待つ。親も辛抱強さを求められるかもしれない。
でも、子の年齢的にはまだ親のサポートが必要な時でもあるので、何かあったらいつでも頼って(甘えて)おいでという姿勢でいる。

3.あなた自身がすねた時、どんな振る舞いをしていましたか?その時どんな気持ちでしたか?

言葉で発信する事が苦手です。だから、心の中で文句は一杯言っていますが口には出せない。家族に対しては大きな音をわざと立てたり、大きくため息をわざと聞こえるようについたりしてアピールしてしまいます。
心の中で、「どうせ私なんか」とか「なんで私が」とか思ったりしていますが、
最終的には「どうせ私にはそんなに価値がないのだよね、だからこうなるんだよね」と思ってしまいがちです。

4.あなた自身、どんなペルソナ(仮面)をどんな場面でかぶりますか?

家の外で「良い人」の仮面をかぶりがちです。
先日行った美容院でも「扱いやすい良いお客さん」と思われるにはどうしたらいいかと考えがちな自分に気がついてウンザリしました。
でも、ある程度お互いが気持よく過ごせるようにする努力は必要と、仮面かぶりたがる自分を認めたら、必要以上にする事はないなと思え、少しだけ気持ちが楽になりました。

後、子供を連れて外出する時は「良いお母さん」の仮面をかぶります。

5.チャイルドセラピーの説明を聞き、どう感じましたか?

長女がもっと幼い時、3歳位の時にこのセラピーを知っていたら良かったのに!!と思いました。
あの頃の私と長女の間には分厚い壁が出来ていたと思います。
長女はもうすぐ9歳になるけれど、もっと学んでお互いの壁をなくしたいなと思いました。

6.泣けないで我慢してきたお母さんに、どんな寄り添う言葉をかけると解放が起きますか?(この解放とは、歯止めが外れて泣けることです)

泣きたい気持ちになった時も「もっといいお母さんにならなきゃ!!」と思って我慢して頑張ってきたのですね。泣き出したら我慢している自分の気持ちがどんどん出ちゃうと思って、涙みたいにポロポロ沢山出てしまいそうって思って泣けなかったのですね。
お母さんは十分やって来たと思いますよ、でも不安で仕方なくてどうしたらいいか分からなくなってしまったのですね。
今はお子さんを抱っこしてあげる同じ気持ちでお母さんがお母さん自身を抱きしめてあげませんか?
頑張って来たね、一生懸命やって来たね、それでいいんだよ、そのままで十分いいんだよって自分に話しかけながら抱っこしてあげて下さい。

7.泣けないで我慢してきたお子さんに、どんな寄り添う言葉をかけると解放が起きますか?(この解放とは、歯止めが外れて泣けることです)

怒っていたかな、怒ったりすねたりしたら嫌われると思ったかな。
分かってほしかったね、気がついてほしかったね、待っていたんだね。
寂しかったね、怖かったね、不安だったね、我慢して来たんだね。
大丈夫だよ、自分の感じた通りでいいんだよ。

8.赤ちゃんは言葉はわからないはずなのに、言葉で語りかけるとなぜわかるのでしょうか?

こちらが発する言葉は意味が3%思い(エネルギー)が97%だから。
思いを声というバイブレーションで聞いている、エネルギーとして伝わっているから。

9.自分自身の「感情の層」を感じてみた時に、怒り、悲しみ、あきらめのフタ、の存在を感じとれますか?それはどんな時に感じますか?

自分にとって嫌な事が起きた時や、自分がやりたくない事をやっている時、自分の力ではどうしようもない事等に「もう!どうして私が!」という気持ちがまず最初に出てきます。その後、こんな私だから仕方ないかと思い諦めのフタをしています。

10.全体を通しての感想は?

チャイルドセラピーの話を聞きながら長女の事を思っていました。
長女も赤ちゃんの時身体に触れられるのを嫌がる時があったり、「ママのお腹の中にいた時どう思っていた?」と聞くと「寒かった」とよく答えていました。

長女もあと少しで思春期に突入です。
きっと私のことだから、長女がさなぎに入ったら「大丈夫?大丈夫?ねえ本当に大丈夫??」って言いながらさなぎを壊しまくっていたと思います。
だから今回の講座を聞いて良かった!
長女も少しずつ変わって来ていますが、まだ私が疲れて真顔になっている時はソワソワしている(自分のせいで怒っていると思っている)のが分かります。
私は長女を信じているけれど、長女は私を信じてくれているかな。
思春期に入るまでのあと何年かで長女の勘違いを解きたいなと思っています。
第8回目も宜しくお願いいたします。